櫻井幹三さん (R0115 専門家ボランティア共助仕掛人)
NPOなどの相談を受けて最も適した人材や資金等をマッチングするコーディネーター「共助仕掛人」。
個人の専門家ボランティア登録者のうち、一定の要件を満たし、「共助仕掛人」として共助社会づくりに取り組む意欲のある方を「専門家ボランティア共助仕掛人(以下、専ボラ共助仕掛人)」として登録しています。
本レポートは、その専ボラ共助仕掛人になった方にスポットをあてて特集します。
今回の活動レポートに御協力いただいたのは、和光市を拠点に主に文化芸術の普及活動に取り組む櫻井幹三(さくらいみきぞう)さんです。
気軽に音楽を楽しめるイベントの開催等に尽力されているボランティアグループ「みにこん会」の代表をされています。
櫻井さんには、活動のことや専ボラ共助仕掛人への想い、今後の目標についてお話を伺いました。
【専門家ボランティア共助仕掛人レポート】
櫻井幹三(さくらいみきぞう)さん
Q1:現在、櫻井さんが行っている活動について教えてください。
和光市で乳幼児と保護者を対象にした「ベビーカーコンサート」および幼児~小学生低学年を対象にした「こども音楽会」を春と秋に開催しています。
「ベビーカーコンサート」は、お子さまが飽きないようにクラシックとアニメソングを組み合わせ、絵を見せたり、ママさんたちに歌ってもらったり、お子さまにマラカスを配布してリズムをとってもらったりして、工夫をしています。
「こども音楽会」は、45分位の演奏を聴いてもらった後、春にはピアノ曲を聴いて絵を描いてもらい、秋にはハープ・打楽器・箏(毎年ローテーション)の演奏体験をしてもらっています。
また、さいたま市や戸田市の主催者と協力して演奏者を紹介し演奏曲を選んだりしています。
上写真:平成29年度「ベビーカーコンサート」の様子
下写真:平成30年度 こども音楽会の楽器体験の準備
Q2:専門家ボランティア共助仕掛人になろうと思った理由や想いについて教えてください。
「ベビーカーコンサート」は、今までにない音楽会なので県内各地に普及したいと思ったからです。また小さい頃、シュヴァイツァ博士やナイチンゲールの話を聞いて、大きくなったら人の役に立ちたいなあと漠然と考えていたことも理由としてあります。
Q3:現在の活動で悩みや課題があれば教えてください。
コロナ禍でも負けずに継続してくれているベビーカーコンサート団体がいる一方、やむを得ず中止するところもあります。入場者の制限や参加者が思うように集まらないことが悩みです。この状況で赤字をなくし、いかにして継続するかが課題です。
また「こども音楽会」のチラシを幼稚園・保育園・小学校(1~3年生)を配布してPRは十分なはずなのに、参加者が意外と少ないのも悩みです。
Q4:今後の夢や目標について教えてください。
コンサートの日に子どもたちに手伝ってもらっていますが、彼らが大きくなった時にボランティアを楽しんでもらえればと願っています。また、このようなコンサートをできるだけ長く続けることが目標です。
Q5:最後に、これをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。
来場者の「ベビーカーコンサート」に参加する最大の理由は「子どもに音楽を聴かせたい」ということです。
また、埼玉県から始まったベビーカーコンサートは東京都・神奈川県へと広がりつつあります。
このようなコンサートを開催したい人の中で、子どもへの支援に興味のある方や音楽が好きな方は、私まで連絡していただければ幸いです。
令和元年度 「こども音楽会」のハープの楽器体験
【櫻井幹三(さくらいみきぞう)さん】
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