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トップページ > 活動レポート > 共助社会づくり課による取材 > 令和3年度 専門家ボランティア共助仕掛人レポート > 佐藤真実さん (R0117 専門家ボランティア共助仕掛人)

佐藤真実さん (R0117 専門家ボランティア共助仕掛人)

NPOなどの相談を受けて最も適した人材や資金等をマッチングするコーディネーター「共助(きょうじょ)仕掛人(しかけにん)」。

個人の専門家ボランティア登録者のうち、一定の要件を満たしたうえで、「共助仕掛人」として共助社会づくりに取り組む意欲のある方を「専門家ボランティア共助仕掛人(以下、専ボラ共助仕掛人)」として登録しています。

本レポートは、「専ボラ共助仕掛人」になった方にスポットをあてて特集します。

今回の活動レポートに御協力いただいたのは、さいたま市内で主にまちづくり活動に取り組む佐藤真実(さとうまなみ)さんです。

コミュニティアーティスト(※1)&防災士として、デザインやイベント企画、情報発信など地域に根差した活動を展開されています。

佐藤さんには、自身の活動のことや「専ボラ共助仕掛人」への想い、今後の目標についてお話を伺いました。

※1 コミュニティアーティスト:自分の思い描く社会をつくるために、自由な発想で表現し、課題解決に取り組む人

【専門家ボランティア共助仕掛人レポート】

佐藤さんのプロフィール写真

佐藤真実(さとうまなみ)さん

Q1:現在、佐藤さんが行っている活動について教えてください。

現在は、主に4つの活動を行っています。

一貫している点は、自分が楽しいことが根幹にあるかどうかです。楽しいと思えることをやっていると、自然と人が集まってきます。

①NPOや社会福祉法人等の活動促進のための広報支援(「granew design」)

 グラフィックデザインのスキルを活かして、NPO活動の広報支援をしています。

 平成24年に「near design(ニアデザイン)」を設立して、平成26年にNPO法人化しました(平成28年に解散)。現在は、個人事業主として「granew design(グラニューデザイン)」(平成25年開業)を立ち上げ、非営利・営利両方から依頼を受けています。広報支援をしているところは、NPO法人時代に知り合った人が多いです。

 ※granew design HP(別ウィンドウで表示します)

②居場所づくり、多世代地域交流のためのイベント企画運営(「シカテ一畳マーケット」)

 平成27年から、さいたま市南区鹿手袋の物流倉庫とその周辺の施設や店舗を使ったフリーマーケットイベントの企画・運営を行っています。参加者は一畳分のスペースから出店できます。

 地域と企業・人と人をつなげるきっかけづくりを目的に開催しています。

 ※シカテ一畳マーケットHP(別ウィンドウで表示します)

大きな倉庫で買い物をしている人たち

平成30年度 「シカテ一畳マーケット」(会場:鹿手袋町内倉庫)

③防災啓発のためのイベント企画運営(「浦和防祭連合」)

 さいたま市浦和エリアからスタートした新しい防災コミュニティです。

 平成29年に立ち上げて、市民発の防災啓発のための企画運営などを行っています。東日本大震災以降、コミュニティのあり方や地域防災への関わり方に興味を持ったことが、立ち上げのきっかけです。

 平成31年から「別所沼公園BOUSAIPICNIC」をスタートしました。こちらは、さいたま市南区の別所沼公園で「誰でも気軽に楽しく真面目に防災に取り組むきっかけづくり」を目的にしたイベントです。防災をテーマにした食や雑貨、ワークショップなどで、大人も子どもも楽しみながら防災を学ぶことができます。

 ※浦和防祭連合Facebookページ(別ウィンドウで表示します)

公園の敷地内で「BOUSAI PICNIC」と書かれた旗と、ブースを見つめる親子。

大きな文字で見出しに「地域でつながる防災の輪」と書かれた新聞記事。

平成31年度 「別所沼公園BOUSAIPICNIC」(会場:別所沼公園)

上写真:会場の様子

下写真:浦和防祭連合のことが新聞に掲載された

④地域情報交換SNS(「埼玉ランチ情報局」Facebookグループ)

 埼玉県内のランチ情報に特化したFacebookグループです。

 地域情報の交換の場として、平成27年からスタートしました。

 ※埼玉ランチ情報局Facebookグループ(別ウィンドウで表示します)

Q2:専門家ボランティア共助仕掛人になろうと思った理由や想いについて教えてください。

平成24年頃から、広報支援を通して多くの市民活動団体の方々との交流があり、地域にはこんなにも素晴らしい活動をしている方々がたくさん存在するということを知りました。

そして、活動を続けていくには単独ではなかなか難しいものだということもわかりました。

その方々の力になりたいと思い、共助仕掛人になりました。

Q3:現在の活動で悩みや課題があれば教えてください。

コロナ禍の影響で、本来の活動目的である「顔の見える多世代交流」「さまざまな地域とのつながりづくり」が難しくなり、全て自粛しています。

オンラインでの活動にも限界を感じています。次の策を練っていますが、なかなか難しいのが現状です。

Q4:今後の夢や目標について教えてください。

誰もが安心して楽しく暮らせるまちづくりは一人ではできません。

そのためには、普段から地道にコツコツと活動しているNPOや市民団体の方々の力が不可欠です。

地域の課題や、それを解決するための手段をより多くの皆さんと一緒に考え、解決に向けて行動していきたいです。

Q5:最後に、これをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。

少しでも悩んでいることがあれば、どんどん発信・相談してほしいと思います。

まず言葉にしなければ気づかれませんし、伝わりません。

失敗を恐れずに、一緒にどんどんチャレンジしていきましょう!

【佐藤真実(さとうまなみ)さん】

〇専門家ボランティア共助仕掛人へのリンクは以下をクリックしてください。

専門家ボランティア共助仕掛人の紹介(佐藤真実さん)

〇granew design

HP(別ウィンドウで表示します)