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トップページ > 活動レポート > 共助社会づくり課による取材 > 令和2年度 専門家ボランティア共助仕掛人レポート > 若尾明子さん (R0129 専門家ボランティア共助仕掛人)

若尾明子さん (R0129 専門家ボランティア共助仕掛人)

NPOなどの相談を受けて最も適した人材や資金等をマッチングするコーディネーター「共助(きょうじょ)仕掛人(しかけにん)」。

個人の専門家ボランティア登録者のうち、一定の要件を満たしたうえで、「共助仕掛人」として共助社会づくりに取り組む意欲のある方を「専門家ボランティア共助仕掛人(以下、専ボラ共助仕掛人)」として登録しています。

本レポートは、その専ボラ共助仕掛人になった方にスポットをあてて特集します。

今回の活動レポートに御協力いただいたのは、さいたま市内で主に障がい者の社会参加の推進活動に取り組む若尾明子(わかおあきこ)さんです。

NPO法人クッキープロジェクトの代表理事として、「ふだんの暮らしの中では知り合う機会が少ない人同士が、クッキーを通じて出会い、障がいのある人もない人も"まぜこぜ"になって暮らす社会をめざし、障がい者の社会参加の推進などに関わる諸活動を行うこと」を理念に活動をされています。

若尾さんには、NPOでの活動のことや専ボラ共助仕掛人への想い、今後の目標についてお話を伺いました。

【専門家ボランティア共助仕掛人レポート】

たくさんのクッキーを持った若尾さん

若尾明子(わかおあきこ)さん

Q1:現在、若尾さんが行っている活動について教えてください。

私たちはこれまで、福祉の授産商品開発支援の講座や販売会を企画したり、障がい者の手作り品のアンテナショップ「おかし屋マーブル」を埼玉県立小児医療センター内で運営したりしてきました。パレスホテル大宮のシェフらが味の指導に参画するなど、この13年でどこの施設のクッキーもとってもおいしく、かわいくなりました。

昨年3月には、カフェ併設のショップ2号店「マーブルテラス」を開設し、障がいのある人ない人も「まぜこぜ」で出会い、多様な人が共に働く場づくりを実践しています。店内では、県内40施設の商品を販売し、障がい者の工賃アップに寄与しています。

4人の店員がお菓子やご飯、グッズを持ちながらポーズ

令和2年度 マーブルテラス店内にて菅原店長(一番左)とスタッフ

Q2:専門家ボランティア共助仕掛人になろうと思った理由や想いについて教えてください

10年間、浦和で講座や販売会「クッキーバザール」を継続したのを機に、11年目は川越開催を試みようと考えた時に、共助仕掛人の藤井さんがお力添えをくださいましたのがご縁です。

クッキーを通じて、いろんな人が出会う仕掛けづくりを行政や地元企業といっしょにできたら嬉しいです。

Q3:現在の活動で悩みや課題があれば教えてください。

取引先である障がい者施設でも、例外なくコロナ禍で日常が一変、主な売り場であったイベントや、公共施設での対面販売も中止となり、売上が激減しています。講座や販売会も今までの活動とはちがった形を模索中です。

県内40施設とのつながりを活かした「オンラインショップ」開設などを模索中です。カフェ「マーブルテラス」も、開店したものの、課題は山積しています。このような地域福祉拠点に対して、行政からの家賃補助とコーディネーター1人分の人件費があれば継続できるのになあと思っています。

Q4:今後の夢や目標について教えてください。

コロナ時代だからこそできることとして、オンラインショップを開設して、ギフトの販売や動画による作り手の紹介などもやってみたいです。

Q5:最後に、これをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。

「マーブルテラス」という場を、これまでのつながりを活かしつつも、新たなつながりをつくる実験装置として、まだやったことのないことにトライしていけたらと思います。

多様性を認め合うのは難しい時もあって、時々、うずまいちゃうけれど、そんな時は、サクサク、もぐもぐ、ワイワイワイ!やってみよう、わからないから、はじめよう、さあご一緒に。

【若尾明子(わかおあきこ)さん】

〇専門家ボランティア共助仕掛人へのリンクは以下をクリックしてください。

専門家ボランティア共助仕掛人の紹介(若尾明子さん)

NPO法人クッキープロジェクト

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