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浅見要さん  (R0107 専門家ボランティア共助仕掛人)

NPOなどの相談を受けて最も適した人材や資金等をマッチングするコーディネーター「共助(きょうじょ)仕掛人(しかけにん)」。

個人の専門家ボランティア登録者のうち、一定の要件を満たしたうえで、「共助仕掛人」として共助社会づくりに取り組む意欲のある方を「専門家ボランティア共助仕掛人(以下、専ボラ共助仕掛人)」として登録しています。

本レポートは、その専ボラ共助仕掛人になった方にスポットをあてて特集します。

今回の活動レポートに御協力いただいたのは、鶴ヶ島市を中心に主に子育て支援活動に取り組む浅見要(あさみかなめ)さんです。

認定NPO法人カローレの理事長として、学童保育室、児童館、小規模保育室等の施設でさまざまなサービスを提供し、「切れ目のない子育て支援」を目指して活動をされています。

浅見さんには、NPOでの活動のことや専ボラ共助仕掛人への想い、今後の目標についてお話を伺いました。

【専門家ボランティア共助仕掛人レポート】

浅見さんのプロフィール写真

浅見要(あさみかなめ)さん

Q1:現在、浅見さんが行っている活動について教えてください。

カローレは、学童保育、児童館、保育園などの子育て支援事業13事業24施設を180名超のスタッフで運営している事業型NPO法人です。「切れ目のない子育て支援で子育てファミリーを応援します」のスローガンの下、幅広く子育て支援事業を行っていますが、現在最も力を入れている事業の一つが「子ども食堂」です。

隔週2か所の市民センターで行われていた子ども食堂「じゃがいも」はコロナの感染状況を考慮して現在活動を停止していますが、そのかわりに個人や企業から提供される食材などの支援物資を、適時必要な家庭に提供する活動を行っています。

Q2:専門家ボランティア共助仕掛人になろうと思った理由や想いについて教えてください

藤井美登利さん(元:埼玉県共助仕掛人、現:専門家ボランティア共助仕掛人No.R0100)に声を掛けていただいたのが、きっかけです。私には専門家といわれるほどの知識や経験はありません。

しかし、任意団体であった「鶴ヶ島市学童保育の会」がNPO法人化や名称変更を行って「認定NPO法人カローレ」に至った経緯を、法人運営にご苦労されている他のNPO法人の皆さんと共有することで、将来にわたって自立的に活動できる団体が少しでも多くなることを期待しています。

Q3:現在の活動で悩みや課題があれば教えてください。

指定管理者選定の場では営利企業と競争することが多いのですが、財務基盤だけでなく、営業力やプレゼン力などで、かなりの差があることを痛感しています。理念を掲げるだけでは、競争には勝てません。

特にバックオフィス業務の弱いNPO法人が多いように思います。「3人寄れば文殊の知恵」ではありませんが、NPO法人のネットワーク化によって、バックオフィス業務の共有化などを促し、これらの課題を解決していきたいですね。

Q4:今後の夢や目標について教えてください。

将来にわたって継続的に事業が行えるように、自らの経営的な弱点を補い合えるようなNPO法人のネットワーク組織があるといいと思っています。ボランティア活動だけでなく、職員がしっかり食べていけて、行政からの安易な市民協働的な事業を受託して満足するのではなく、非営利活動と営利活動のバランスをとり、地域社会をしっかり下支えしながら、自立的に事業を継続していくことが出来るNPO法人。そんな法人が多数存在することが、地域社会の安定につながるのではないかと思っています。

Q5:最後に、これをご覧になっている方へのメッセージをお願いします。

NPO活動に関わっている方は、支援型であろうが事業型であろうが、ミッション達成のために活動をされていると思います。そしてそのことが次の活動へのエネルギ―になります。しかし、その過程で知らず知らずのうちに、心身が疲弊しまうことが多々あります。

NPO活動はフラットな人間関係の中で事業をシェアし、ミッションを達成する活動です。一人で抱えず、関係者が皆で事業をシェアしていくことで、生活の一部として楽しくNPO活動を続けてほしいと思います。

【浅見要(あさみかなめ)さん】

〇専門家ボランティア共助仕掛人へのリンクは以下をクリックしてください。

専門家ボランティア共助仕掛人の紹介(浅見要さん)

○認定NPO法人カローレ

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