特定非営利活動法人イエローハーツ
子供達の健やかな成長を推進する「ふかや子ども食堂『まめっこ』」を平成28年6月にスタートし、平成29年1月にNPO法人となった、特定非営利活動法人イエローハーツをご紹介します。
平成29年4月には、高齢者の見守りを行い穏やかな暮らしを守る『見守りネットあずき坊』が始まり、現在は、保育と介護の二つを中心に活動されています。
地域のボランティアや地元企業など、様々な担い手が、それぞれ得意とすることを持ち寄る活動の様子は、当課の推進する共助の取組に重なります。
◆ふかや子ども食堂『まめっこ』(以下「まめっこ」)について。
「まめっこ」は、月に二回、第二木曜日と第四木曜日に深谷駅から徒歩15分程のところにある平屋を間借りして、開催されています。食事後はイベントや勉強会などもしているそうです。予約すれば、子供一人でも親子でも参加することができます。毎回15組くらいの親子が参加しており、ボランティアスタッフの分とあわせて、食事は60人分程用意するそうです。
◆5月11日の「まめっこ」の様子を見学させていただきました。
- キッチンでの準備
- みんなで食事をとる部屋
17時半頃、まだまだ参加者は集まっていませんでしたが...
30分程で一気に集合!にぎやかになりました。
縁側(テラス席?!)からは、立派な庭も見られます。 - 窓際の机には、サンキューメッセージ帳と、食材提供者を紹介するホワイトボードが置かれています。
子どもたちからのメッセージ!
立てかけてあるのは、食材提供者を紹介するホワイトボードです。 - 受付をする、代表理事の田中さん(写真左)と副代表理事の田口さん(写真右)
◆発足のきっかけを教えていただきました。
地域貢献として何かできないかと考えた田中さん。社会を取り巻くいろいろな報道から、家族で食卓を囲む機会が少なくなってきていることをお知りになり、食事や居場所の提供をしたいと、有志のメンバーとともに平成28年6月にスタートされました。
みんなに親しみやすく、子供たちにも読めるということから「まめっこ」と名付けられ、食事を大人数で食べるためコミュニケーションを楽しみに参加されている方も多いということです。
また、ボランティアの方による調理、地域の農家の方からは野菜の寄付といった支援の申し出もあり、「SNSを活用し、積極的に情報発信したため、滑り出しは順調でした。」と副代表理事の田口さん。開催日の楽しそうな様子も、こまめに発信されています。
◆地域企業からの支援について教えていただきました。
地域貢献を企業理念の一つとされている、古郡建築株式会社(本社:深谷市)から、開催場所を借りているそうです。この建物は、古郡建設グループの旧名誉会長のご自宅だった本格和風住宅で、現在は、社員の皆さんが昼食をとる福利厚生のスペースとして使用されています。グループ会社の古郡ホーム株式会社とともに、顧客向けのニュースレターやブログに、「まめっこ」の様子を掲載するといった、広報協力もいただいています。
また、昔ながらの栽培方法にこだわってもやしを栽培する、有限会社飯塚商店さんからは、食材として、おいしいもやしの寄付があり、平成29年5月5日(こどもの日)には、「深谷もやし」収穫体験イベントの企画にご協力いただいたそうです。
◆これからの活動について教えていただきました。
『見守りネットあずき坊』を平成29年4月にスタートしています。この活動は、民生委員が月に1回実施している独居高齢者宅の訪問をサポートする形で、法人スタッフが、民生委員と異なるタイミングで、同じ住まいを月に1度見守り活動をしようとするものです。4月はご挨拶を兼ねて、民生委員の方と一緒に訪問されたそうです。
今年度の目標は「まめっこ」を開催する独自の場所を見つけることだそうです。深谷市内の古民家を探していらっしゃいますので、良い情報がありましたら、是非法人へお知らせください。
特定非営利活動法人イエローハーツ ホームページ
ご協力ありがとうございました!