★保育は「総合芸術」 長年、保育の現場で活動されてきた佐藤さんは保育を「総合芸術」と表現されます。居心地のよい、安全な保育室を作ること。楽しいプログラムを用意すること。優秀なスタッフがいること。地域の支援があること。いろいろな要素の上に、保護者の方との協力があって、子どもは成長していきます。そこに関わることができるのはとても誇りとやりがいを感じるとのことでした。
★子育ての現状 「よつばのおうち」は昨年11月に改修し、2階も保育スペースにしました。保護者の方が働こうにも週3日の仕事ばかりで、保育園で受入れてもらえないと助けを求る人も多く、一人でも多く対応したかったとのことでした。 「それでも、うちに来られる子は保育料が払える家庭なんですよ。経済状況などのお話を聞いて、親御さんに保育園を勧めることもあります。大丈夫、行政の人は機械じゃないんだから、ちゃんと話して伝えなさいって送り出すんですよ」
★取材を終えて 佐藤さんの「総合芸術」という言葉からは、保護者の方やスタッフの方などのお子さんに直接関わる人だけでなく、地域の方の支えもあって、多くの人が関わることという意味も感じました。 訪問した「よつばのおうち」ではお子さんたちがにこやかに迎えてくれました。特徴の有無に関係なく伸び伸びと育つ世の中にしなければならないと再認識し、チャレンジサポート事業を通じてご支援できたことを嬉しく思いました。次世代の育成は、全ての人が当事者になる課題です。埼玉県としても子育てしやすい県づくりを目指して頑張ります。
さやま保育サポートの会さんを詳しくお知りになりたい方はこちら↓ http://www.geocities.jp/yotubanoouchi2006/
(平成22年2月取材)
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