特定非営利活動法人ヒューマンシップコミュニティ
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特定非営利活動法人ヒューマンシップコミュニティ
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◆ＮＰＯ紹介◆
NPO法人ヒューマンシップコミュニティでは、地域住民・団体等に対して、「自分の健康は自分で守る」というセルフメディケーションやストレスマネジメントを啓発し、地域のヘルスプロモーションに努めています。そして、心身ともに健康で自分らしく楽しく生きがいを持って過ごせる環境をつくり、生涯学習の場を構築し、老若男女、お互いに支え合える社会のシステムマネジメントに寄与することを目指しています。今回は、同法人の佐野代表理事にお話を伺いました。
Q 法人活動の始まりは何ですか。
私は、長年薬剤師として働いていました。しかし、薬剤師として働く中で、薬を説明してお渡しするだけでなく、患者さんの病気の裏にあるものを見て、心とからだの健康を総合的にプロデュースすることの必要性を感じました。症状を緩和するために薬を飲みながら、ストレスの原因となっている仕事などを続けている様子を見て、病気の治療だけではなく、患者さんのこころのケアの大切さを痛感していたからです。そこで、薬剤師のすそ野を広げようと大学院にてストレスマネジメント、カウンセリングの勉強をしました。
その後、心とからだの健康を総合的にプロデュースするため、2011年4月にこの法人を設立しました。設立直前に、東日本大震災があり、東北地方に通い心とからだの健康支援を行いました。2年ほど立ち、東北地方での活動が落ち着いたことから、埼玉での活動に軸足を移しました。
【東北地方での活動の様子】
Q 活動の中心事業は何ですか。
現在の活動の中心は、上尾市内の団地で行っている「いきいき相談室」です。体組成計で、体脂肪や筋肉量などを測定し、その結果を基に、健康相談や生活相談を行います。現在は、月に１～２回程度の頻度で実施しています。
当法人では、医師・薬剤師・保健師・管理栄養士・理学療法士・介護支援専門員など様々な資格を持つスタッフが幅広い相談に応じています。ストレスは、様々な病気の原因になります。医療だけでなく、悩み相談などの生活面の支援に力を入れています。多職種が、直接地域住民の中に飛び込み、活動をしています。身近な居住地に健康相談・生活相談の窓口があることが、住民の方の安心に繋がります。
この活動をしていると、住民の方の意識が変わっていく様子がよく分かります。住民の方は高齢者の方が多いですが、支援を受ける側だけではなく、アクティブシニアとして支援する側としても活躍してほしいと思い、養成講座もやっています。
【いきいき相談室の様子】
Q 心とからだの健康のために大切なことは何ですか。
人とつながること、コミュニケーションを取ることが一番大切です。人と関わることは、自分自身を元気にしてくれます。家に引きこもらずに周りと積極的に関わることがとても大切です。そのことが介護予防にもつながります。
また、自分にとって必要なことは、人それぞれです。現代は、様々な情報があふれていますが、中には誤った情報もあります。自分に合った正しい情報を入手することを心掛けてほしいです。
【彩の国ビジネスアリーナ２０１７に出展】
Q 今後力を入れていきたいことは何ですか。
引き続き、一人ひとりの方にその人らしい素敵な生き方を提案できるようにしていきたいです。住民の方々の声をよく聞き、こちらが必要だと思うことではなく、その人にとって必要なことを提案できるようにしていきたいです。そのためにも、住民の方々の中に飛び込んで住民の方々と直接関わることが必要です。これからはICTの活用も有効だと思います。ICTの活用により、効率的に多くの住民の方々と関わり、状況を知ることができるようになるのではないかと思っています。でもその中で人と人とのつながりを大事にしていきたいです。
また、事業をする上では多くのスタッフが必要になりますので、熱意のある人にぜひ当法人のスタッフとして一緒に活動してもらいたいです。現役時代に培った職能や介護経験などがある方は、ぜひそれを活動に生かしてほしいです。
しかし、スタッフとして参加するのに、必ずしも医療・介護の従事者である必要はありません。熱意のある方の参加をお待ちしております。
法人名：特定非営利活動法人ヒューマンシップコミュニティ
住所：〒336-0911
さいたま市緑区三室１５２５‐１
