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特定非営利活動法人入間市文化創造ネットワーク

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特定非営利活動法人 入間市文化創造ネットワーク

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◆NPO紹介◆

 入間市において、新しいコミュニティの拠点づくりと文化芸術の振興を図り、文化芸術を通じた子供の健全育成、地域社会との交流によるまちづくりの促進等、広く社会の公益に寄与する活動を促進し、併せて市民自治の醸成を図ることを目的に活動するNPO法人"入間市文化創造ネットワーク"。今回は、同法人が指定管理者として管理する「入間市文化創造アトリエAMIGO」において、水村館長にお話を伺いました。

Q 法人活動の始まりは何ですか。

 始まりは、入間市の公共施設「入間市文化創造アトリエAMIGO!」(以下、アミーゴという。)(繊維工業試験場)の管理・運営を目指して設立されました。アミーゴは、昭和初期に建築された旧埼玉県繊維工業試験場入間支場の建物をリニューアルし、平成13年に開館しました。

 入間市はかつて繊維産業が盛んな地域でした。しかし、海外から安価な製品が入ってきたことで、繊維産業は衰退を余儀なくされました。その後の時代の流れから、平成10年に埼玉県繊維工業試験場入間支場も閉鎖され、その土地・建物の管理が入間市に移管されることになりました。入間市では、この施設を「文化創造アトリエ」として活用することに決め、その運営は市民参加により行うこととしました。

 私(水村館長)は、以前から入間市のまちづくりに関係するイベントに携わっていて、市の職員等と繋がりがあったことから、アミーゴの文化事業の担当に市民スタッフの1人として参加しました。その後、施設の管理も市民の手で行うことを目指して、平成16年度からは私が館長になりました。そして、市民スタッフによる事業運営の成果を対外的に信頼ある団体として発展させるため、「入間市文化創造ネットワーク」を設立、平成19年にNPO法人化しました。平成20年度からは当法人が指定管理者としてアミーゴの管理・運営をしています。

入間市文化創造アトリエAMIGOの外観  繊維工業試験場だったころの内部の写真
【入間市文化創造アトリエAMIGO!】      【繊維工業試験場当時の内部】

Q  法人として力を入れている事業は何ですか。

 市民参加による文化創造事業に力を入れています。芽づくり事業として、市民オペラ合唱団によるオペラ工房や劇団アミーゴによるドラマ工房を実施し、市民参加による文化創造を行っています。毎年メンバーを募集し、年1回発表会を開催しています。市民自身が独自の市民文化をつくり、それを表現する場をつくりたいという想いから実施しています。毎年募集を行いますが、参加者の7~8割程度の方が継続して参加してくれています。劇団アミーゴは市民による劇団ですが、その公演はプロの演出家が演出を担当しており、本格的なものになっています。

 私たちの活動では、伝統的なものをそのまま伝えていくのではなく、伝統的なものの本質を大切にしながら、時代や場所に合せてより良いものに"創造"することを重視しています。私たちの活動場所は文化を創造する文化の実験場とし、いろいろな挑戦ができる場となっています。

オペラ公演の写真 ドラマ工房の写真
 【オペラ工房】               【ドラマ工房】

Q 11月19日に県共助社会づくり課の助成事業による「絹と木綿のものがたりフォーラム」が予定されています。準備はいかがですか。

 本番に向けて、連携する団体との調整を行っています。それぞれの団体さんもお忙しいので、多くの団体と連携するイベントでは調整が大変です。しかし、良いイベントになるように準備を進めています。

 この「絹と木綿のものがたりフォーラム」は、繊維に関わりある団体が、歴史や文化を次世代に伝え、まちの活性化を進めるためにフォーラムを通し繋がることを目的にしています。最初にも申し上げましたように、入間市はかつて繊維産業で栄えた町でしたが、時代の流れにより衰退してしまいました。私たちは、繊維産業の歴史的施設を引き継いだアミーゴの指定管理者として管理・運営していますので、アミーゴを発信拠点として、かつて地域を支えた産業の記憶を伝え、それを文化に変えてまちづくりに生かしたいと思い活動しています。埼玉県には繊維産業が盛んだった地域が多く、私達のように絹や織物をテーマに活動する団体が多くあります。その団体同士を繋げることで、それぞれの活動に相乗効果を発揮したいと思っています。

絹と木綿のものがたりフォーラムのチラシ 絹と木綿のものがたりフォーラムのチラシ裏面
【絹と木綿のものがたりフォーラムちらし両面】

Q 法人として今後力を入れていきたいことは何ですか。

  今アミーゴの指定管理を受けている理由として、歴史的な施設や場所を守っていきたいという想いがあります。チャンスがあれば、アミーゴだけではなく、他の歴史的施設や場所の管理・保全もしていきたいと思っています。

 また、法人としての活動期間も長くなってきましたので、法人内で文化創造を担う新たな人材の育成にも力を入れたいです。文化を創造するのは"人"ですから、人材育成はとても大切です。

 落語会会場内の様子 落語会開演を待つ方々の列
 【魅力づくり事業「落語会」】         【開演を多くの方々が待つ】

法人名:特定非営利活動法人入間市文化創造ネットワーク

住所:〒358-0053 埼玉県入間市仏子766‐1

電話:04-2931-3500  HP:http://i-amigo.net/npo.htm

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