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特定非営利活動法人やしおぬくもりネット

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 特定非営利活動法人 やしおぬくもりネット

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           ◆NPO紹介◆

Q 主な活動は何ですか

 平成17年、つくばエクスプレスが開通し、八潮市に初めての駅ができました。駅前を中心に開発が進み、都内に通勤する人が多く引っ越してきました。そのため、以前から八潮市に住んでいる住民と、新しく引っ越してきた住民とが生活していますが、なかなか、交流する機会がありません。やしおぬくもりネットでは地域住民の交流の場を設定し、まちおこしにつなげて行きたいと考えています。そのために、まちづくりや社会教育等に取り組んでいます。社会教育では、平成24年4月から八潮市の委託を受け、やしお市民大学の企画、運営を行っています。

やしお生涯楽習館

    【やしお生涯楽習館】

Q やしお市民大学について教えてください

 市のまちづくりを積極的に担ってもらう目的で、やしお生涯楽学館を拠点に年30回のプログラムを組んでいます。"まちを知る" "教養を高める" "まちの主役になる"を3つの柱に、大学の先生や専門家、八潮市職員が講師となり授業を行います。元気なシニアや子育てが一区切りついた女性などが多く参加しています。楽習プログラムの内容は、2つあります。1つ目は"まちを知る"ための「市の行政や歴史に関する内容」です。2つ目は"教養を高める"ための「環境問題や人権問題、リーダー論等、様々な内容」です。まちを知っていただくために、市内の文化財や公共施設を見学していただく校外での楽習もあります。今までに11期、合計286名の卒業生を輩出しています。卒業生は市民大学で学んだ知識を生かし、NPOを設立してまちづくりの活動をしたり、自治会やそれぞれの地域で地域住民の交流を活性化する等、力を発揮しています。

   やしお探索マップ

   

Q まちづくりに力を入れているのはなぜですか

 八潮市は東京都や大型ショッピングセンターのある三郷市等と隣接しており、ショッピングやレジャーを行う消費者が市外へ流れがちです。市内で経済的な循環を行えれば、市内が今まで以上に活性化し、元気な市になると考えています。新しく引っ越してきた新住民の方々に市民意識を高く持ってもらい、八潮市に愛着を持ってもらいたいという願からまちづくりに力を入れています。八潮市民が内部から市を盛り上げ、八潮市の求心力を高めたいと考えています。

 まちづくりを進めていくために、同じ目的で活動を行う「八潮シティサポートセンター」と「つながるネットワーク八潮」と連携し、NPO団体連携協議会を平成26年4月に設立しました。共通の規約の下、活動の勉強会と各団体の活動報告を行い、情報共有に努めています。やしお生涯楽習館の2階に支援コーナーが設置されました。そちらに月2回、協議会のメンバーが常駐し、相談に応じています。そこで、地域の情報交換を行い、交流を進めています。



Q 今年度、NPO活動サポート助成事業として採択されていますが、進捗状況はいかがですか。

 みなさんの協力もあり、順調に進んでいます。この事業を通じて、さらに元気な八潮市になるように頑張りたいと思います。音楽や絵画等の芸術的な分野を通してまちづくりを行っています。八潮駅前にある商業施設のイベント広場を借りて、「まちかど音楽祭」を行っています。八潮市教育委員会の後援をいただき、市内の中学校の吹奏楽部に依頼し、生徒に演奏してもらいます。中学校はとても協力的、意欲的で、7月と12月の音楽祭は無事に終わりました。7月は潮止中学校吹奏楽部生徒、12月は八潮中学校吹奏楽部と八幡中学校吹奏楽部の生徒が日頃の練習成果を発表しました。子供の演奏を観に来る家族が広場に集まり、そこで、新しい住民同士の交流が生まれ、さらに、古くからの住民との交流も生まれています。7月は暑い日で、12月は風が吹く寒い日でしたが、子供達が曲紹介をしながら運営も行い、演奏まで全力で一生懸命やってくれました。子供たちの様子に感激しながら、スタッフも中学生を支援しました。「まちかど音楽祭」の当日は、フレスポ八潮イベント広場の2階からも観る人が多数おり、非常に好評でした。スタッフは準備から片づけまで大忙しですが、子供達の笑顔に支えられながら頑張っています。今後も、継続していけるように連携を深めていきたいです。

 12月のまちかど音楽祭の様子1  12月のまちかど音楽祭の様子2

              【12月のまちかど音楽祭の様子】  

 絵画コンクールでは市内の保育園と幼稚園に1200枚の用紙を10月末に配布しました。応募総数約600点の中から、心温まる作品を表彰しました。表彰式ではお子様が1人で賞状を受け取る姿がとても愛らしく、親御さんの喜ぶ姿がとても印象的で、大きな手ごたえと成果を感じました。一枚一枚を見入ってしまうと作業がなかなか進まず、苦労しましたが、全ての作品をボードに掲示し、八潮駅前の商業施設に展示しました。スタッフ一同、協力をして絆を深めながらの作業となりました。展示された作品を観に来る親子が商業施設でショッピング等を行うことで、市内で消費がされ、市内の経済循環が起こることが期待されます。展示終了後はやしお生涯楽習館で引き続き展示し、多くの方に子供の絵画を観ていただきました。

 絵画コンクール1  絵画コンクール2

 絵画コンクール3  絵画コンクール4

Q 助成事業とは別に、新たに取り組んでいることを教えてください。

 11月に午前10時から午後6時まで「まちかど文化祭」というイベントを八潮駅前の商業施設1階のイベント広場で行いました。6名の出展者を口コミで集め、似顔絵やバルーンアート、ポーチ作りなどのワークショップを実施しました。参加費の多くはワンコイン(500円)程度で、無料の出展もありました。事前参加者を募り、170名程度の参加がありました。親子での参加が目立ちました。初めての取り組みで、わからないことが多く、準備が大変でしたが、チャレンジしてよかったです。反省点は開始時刻です。午後からの方が商業施設へ出向く住民が多く見られたので、開始時刻はお昼ぐらいでよかったと思います。3月までにもう一度行いたいと思っているので、その時は、今回の反省を生かして行きたいです。

  まちかど文化祭1  まちかど文化祭2  

Q 今後、どの様な活動に力を入れていきたいですか。

 活動を継続していくためには担い手と資金が必要です。市民大学を通じて担い手を育て、地域の活性化に力を入れていくことは当然ですが、資金確保についても取り組んで行きたいです。助成金は毎年、採択されるわけではありませんので、平成28年度は資金確保に力を入れて行きたいです。

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