特定非営利活動法人 near design
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特定非営利活動法人 near design
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◆NPO紹介◆
2012年任意団体として発足、2014年にNPO法人化しチラシ・ポスター制作、ロゴデザイン制作、フリーペーパー“かいわい”制作・発行、クリエイティブ講座を中心に、さいたま市に拠点を置いて活動しています。埼玉県で活動している市民団体等を紹介したり、街のおすすめの場所やお店、穴場スポット等の情報を掲載している、フリーペーパー“かいわい”の第1号を2013年4月に創刊しました。また、2014年11月 埼玉県共助社会づくり課主催「NPO“協働”応援ティーパーティ」で活動状況を発表、2015年3月には埼玉県と連携してクラウドファンディングを成立させました。今回は、代表理事の佐藤真実さんにお話を伺いました。
◆インタビュー◆
Q キャッチコピー“街を楽しむために、『埼玉の人と人をつなぐ活動』を行っています”はとても素敵ですが、どのような想いを込めたのですか。
さいたま市市民活動サポートセンターにある市民活動のチラシを見て、みなさんの素晴らしい活動がもっと多くの人に広がっていくために、何かお手伝いできることはないかと思いました。その時、一目見て手に取ってもらえるような、魅力あるチラシを制作したいと想いました。そして、自分ができること、デザインからスタートして活動したいという想いが大きくなりました。自分がつくったもので周りの人たちに楽しんでもらいたい、かかわる場所と集まった人、皆が楽しくなるような活動をしたいという気持ちが強くなり、楽しい雰囲気や表現などで人と人をつなげていきたいという想いをキャッチコピーに込めました。
Q 主な活動内容を教えてください。
フリーペーパーやキャラクターデザインなど、紙ベースのデザイン関係を得意にしています。ホームページの制作等もいいのですが、紙ベースのものは直接、手渡しできるのでとてもいいと思っています。加えて、紙特有のぬくもりが好きで、こだわって制作しているのがフリーペーパーの“かいわい”です。
Q フリーペーパー“かいわい”について詳しく教えてください。
“かいわい”は埼玉県ならではの情報を掲載しています。地元で人気のある飲食店や、不思議なオブジェ、憩いの場など、楽しくなるような、行ってみたくなるような情報ばかりを集めています。また、埼玉県で活動している市民団体やNPO団体を紹介したりしています。“かいわい”はスタッフ全員で手掛けているフリーペーパーで、皆の思いがそれぞれのページに込められています。スタッフが分担して取材を行い、企画、制作まで行います。メンバーも徐々に増え、活動範囲も広がってきています。
Q 団体を運営していく上で、情報共有はとても重要だと思いますが、どのように工夫されていますか。
ミーティングを行い、必要に応じてメールやフェイスブックを活用して情報共有をしています。掲示板でのやり取りも重要で、スタッフが楽しく、前向きに活動できるよう支援しています。直接、相談をしたり、メールをやりとりしたり「一緒にやっている」という気持ちを持って活動できるよう、対話を大切にしています。そして、スタッフがそれぞれの得意なことを生かして、力を思いっきり発揮して欲しいと思っています。
Q 「シャッター商店再生プロジェクト」に取り組んでいますが、現在の状況についてお聞かせください。
このプロジェクトは、お総菜屋さんの再生をきっかけに、子育て中の主婦と高齢者の就労支援、安心・安全な食の提供、交流の場と情報発信の拠点づくりを行うものです。その総菜屋(小松屋)の改装費用の一部を、クラウドファンディングという方法を用いて調達するお手伝いをしました。様々な方に協力をいただき、これから店内の改装に入ります。夏前にはオープンさせたいという小松屋さんと一緒に準備に協力しています。「小松屋」が中心となって高齢者、若者、ママ世代の人たちがつながっていけるような場所になるよう支援していきたいです。地域に根差した食の起点として、食事の場所を確保しワークショップができるスペースも設けると聞いています。
Q このプロジェクトで活用したクラウドファンディングという手法について説明してください。
クラウドファンディングというのは、ネット上で不特定多数の人から資金調達をする手法です。購入型、投資型、寄付型の3つのタイプがあり、今回は購入型に当たります。購入型は、期限と目標金額を決め、ネットを通じてクレジット決済で資金を調達する方法です。運営サイトのひとつである「FAAVO埼玉」を利用したことで、手数料が安くなりました。クラウドファンディングの利点は、支援の輪が広がることで、人と人とのつながりができますし、不特定多数に法人を広く知ってもらう機会となります。
*FAAVO埼玉について
↓ ↓ 詳しくはこちらから
Q 今後はどのような活動に力を入れていきたいですか。
やはり、人と人とをつなぎ皆さんに楽しんでもらうような活動に力を入れていきたいです。また、今回のプロジェクトから空き店舗の活用や地域貢献についても考えていきたいと実感しています。そして、30~40代の方が主体で活動しているNPO団体さんと積極的に交流していきたいです。頑張っている、若い団体と協働体制をつくり、新しいことにもチャレンジしていきたいです。