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特定非営利活動法人ReSURE


特定非営利活動法人ReSUREは、比企郡吉見町を拠点に、自転車による観光を提案する「比企の豊かさに触れるサイクルの旅 サイクレーゼ」事業を始動しました。代表理事の岸俊郎さんにおNPO法人Resure岸代表話を伺いました。

 

Q1 まず、法人設立の経緯を教えてください。

A1 NPO法人ReSUREは、地域単位で人、モノ、カネ、エネルギーを循環させ自立を取り戻すこと、共助社会の再構築、それらに必要な意思決定力とマーケティング力の強化などを目指して、平成23年に元ジャーナリスト、ITエンジニア、テレビ業界、旅行業界の関係者が集まって設立し、平成25年に埼玉県吉見町に拠点を移しました。

 

Q2 ReSURE(リシュア)という法人名には、どのような意味が込められているのですか。

A2 “Revival of Sustainability in Regions”(地域における持続可能な社会の再興)の頭文字をとったもので、「もう一度、未来を確かなものに」という意味合いも含めています。「新しい豊かさのかたち」をプロジェクトを通して検証し、実現していきたいと考えています。


NPO法人ReSURE サイクレーゼのぼり埼玉県比企の豊かさに触れるサイクルの旅「サイクレーゼ」
<写真:サイクレーゼのぼり(レンタサイクル入口)>

 

Q3 平成26年度、埼玉県NPO基金の助成を受けて、「サイクレーゼ」事業を開始されましたね。
どのような事業ですか。

A3 「サイクレーゼ」事業は、都会の人々に、東松山市、及び吉見町や滑川町など比企地域の豊かな自然や歴史、文化に触れてもらう、レンタサイクルの旅を提案する事業です。ReSUREの目的を実現するためのプロジェクトの第一歩としてスタートしました。


 

 比企地域には、国営武蔵丘陵森林公園や東松山ぼたん園、吉見の桜堤公園など素晴らしい景観を楽しめるスポット、岩殿観音、吉見百穴など古い歴史のあるスポット、それに日帰り温泉や山小屋風のレストラン、ガーデンカフェなど、都会の人々に魅力的なスポットがたくさんあります。車では気がつかずに通り過ぎてしまうかもしれませんが、自転車でゆっくり回っていただければ、たくさんの発見もあるでしょうし、地元の人々との出会いもあるでしょう。

紅葉の比企地域 今年度は、東松山駅近くで、電動アシスト付き自転車のレンタサイクルを開始しました。サイクレーゼのホームページには、比企の魅力を分かりやすく伝えるプロモーションビデオを掲載し、各種スポット情報と、月ごとのオススメコースを紹介しています。またスマホ用のアプリも利用できます。 ぜひ多くの方に、エコな自転車の旅で比企地域の豊かな自然や人々の暮らしぶりに触れていただきたいと思います。

 

<写真:自転車で巡る紅葉の比企丘陵>

 

Q4 今後は、どのように事業展開していきますか。

A4 サイクレーゼ事業は、1年目の実績を検証した上で、コンテンツやサービスの充実を図っていきます。また、次のステップとして外国人観光客の誘致を目標にしていて、その為に12月中旬から来年1月にかけて、東松山第一ホテルの御協力で、外国人向けレンタサイクルも試行します。

 サイクレーゼにスポットとして参加いただいた農家や畜産、加工品事業者、レストラン等の連携を図り、地域資源の6次産業化などに繋げていきたいです。

サイクレーゼ事業のほかには、環境保全事業として、間伐材をハウスの暖房に活用するプロジェクトの実施や、比企の魅力を伝える”オンディマンド・ミニドキュメンタリー・チャンネル”を開設して地域の魅力を伝える映像を少しずつ発信していければと思っています。

 (平成26年12月取材:M.K)


サイクレーゼ ちらし 

 

◆お知らせ(事務局から)◆
NPO法人ReSUREは、平成27年1月28日(水)、29日(木)にさいたまスーパーアリーナで開催される「彩の国ビジネスアリーナ」に埼玉県共助社会づくり課の共同ブース内に出展します。皆様の御来場お待ちしております。 

 


 

<参考> 
特定非営利活動法人ReSURE:http://resure.org  
サイクレーゼホームページ:http://cyclese.resure.org  
東松山市観光情報:
ttp://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/kanko/taberu/index.html