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フリーマーケット主催団体協議会

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「フリーマーケット主催団体協議会」は、1986年に「フリーマーケット実行委員会」としてニチイ行田店でフリーマーケットを開催したことが起源だ。2004年に、市民に対する自然や環境への理解を普及させるための事業や市民活動を担うボランティアの育成、市民活動団体に対する支援を行い、豊かで充実した市民社会づくりに寄与することを目的に法人として設立した。

 

 

様々な事業を展開

 この会は、正会員52名、一般会員3万名余の組織で、首都圏約80会場でフリーマーケットを年間400回以上開催する日本でも有数の団体だ。また、環境シンポジウムの開催や公園等における循環型社会やリサイクル思想(3R)推進活動を行なっている。

 このほか、坂戸市稲荷久保公園会場での坂戸市環境部による「生ゴミひと絞り運動」の実践や坂戸市環境展、鴻巣市リサイクルマーケットにおける協働も進めてきた。その他環境の保全に関する活動を行う学校・テレビ局への協力も行ってきた。

 まちづくりの一環としては、ラジオ番組の制作や、熱気球体験飛行、ポニーと遊ぼう、ステージライブの開催などを様々な企業、行政、地縁団体、NPO等と協働して活動している。

 さらに、事業型NPOがボランティア系団体を支える仕組みづくりや新しい公共の担い手として先進的な団体のリーダーとして協働事業を行える組織づくりを目指している。

 ボランティアの組織化、指導もミッションとしている。岩手・宮城内陸地震、山口豪雨災害に際しては、NPO支援センターの中心的組織として、ボランティアを組織・育成するインキュベーター組織であることを実証した。

 事業の実施に当たっては、企業や行政はもちろん公益法人や地縁団体など数多くの団体との協働実績を積んでいる。

 

大宮サティでの協働への取組

 協働事例の例として大宮サティでの取組を紹介したい。

 イオン幸せの黄色いレシートキャンペーンでは、毎月11日のイオン・デーに、地域のNPO・市民団体などの名前と活動内容を書いた投函BOXがお店に置かれる。買い物客がレジ精算時に受け取った黄色いレシートを応援したい団体の投函BOXに入れていただくと、買い上げ金額の1%がその団体に希望する品物で寄贈される仕組みだ。

 この会もさいたま市北区に事務所を構えていたときには、登録団体として大宮サティからの支援を受けてきた。

 2008年に事務所が移転したことに伴い、2004年から開催していた交流フェスティバルを引き継ぐ形でNPO団体やイオン幸せの黄色いレシートキャンペーン登録団体、さらには日進駅前商店街に呼びかけ、「北区交流フェスティバル」を大宮サティと共催して開催している。

 キャラクターショー(大宮サティ専門店会)やフリーマーケットを開催したり、商店会・NPO・市民団体のブース展示、災害救助犬のデモなどを行うほか、ステージでは日進地区よさこいチーム「大宮同心」をはじめ、アーティストグループ 彩-Saiライブ等を行っているそうだ。大宮サティのイベントに合わせることで相乗効果が生まれる協働の成功事例と言えるだろう。

 

☆協働相手からの応援コメント☆
大宮サティ

 地域社会そして国際社会の一員として、イオンは社会貢献活動に取り組んでいます。大宮サティで行っているイオン幸せの黄色いレシートキャンペーンも地域のお客様に支持を得ております。また、日進地区の活性化のため、NPOとの協働は大事です。地元商店会と協力して日進地区南口の活性化のため、今後とも協力していきたいと思います。