住まいとまち創り集団 木犀
平成20年度NPO元気なまちづくり助成事業では、「深谷市内の空き店舗を利用したNPOの拠点つく
り」事業に取り組んだ「特定非営利活動法人 住まいとまち創り集団 木犀」さんです。
★市内のNPOの活動拠点づくり
今回お伺いしたのは、深谷市内のNPOの活動拠点として開設した「あいの里」です。木犀が商工会議
所の支援で借り上げた空き店舗の2階を改装しました。整備後すぐに「深谷市内のNPOの集い」を開催
しました。そして複数の団体で運営委員会を構成し、共同事務所としてスタート。月曜日から金曜日の1
0時から14時にはスタッフも常駐しています。
あいの里外観
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あいの里内部
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共同事務所として活用 |
★あいの里での活動
もともと深谷ではまちづくりに取り組むNPOの交流があり、一緒に事業を行ってきた経緯があります。
だからこそ、いつでも集まれる場所の確保は切実で、市内NPOの共通の課題でもありました。
あいの里はNPO同士の交流会や打合せの場所として活用されています。各団体の活動拠点にもなって
いて、今年度も市内NPOの集いを開催して利用団体を増やしていきたいとのことでした。
★地域での交流
あいの里を拠点とした事業として、「ふかや 街の便利屋さん」がスタートしました。これは運営委員
会から発展したコミュニティ協同組合準備会が主体となり、高齢の方、障がいのある方、子育て中の方々
が困っていることや手伝ってほしいことを、シニアを中心としたボランティアが有償で支援するものです。
この取り組みにより、あいの里がNPOと地域の方々との結びつきを強くする拠点となることが期待さ
れます。
★木犀の活動の活性化
あいの里の開設により、木犀の活動にも幅が広がっていきました。深谷市内に残る建造物を活用・保存
するためのワークショップをあいの里で開催したり、あいの里の向かいに建つ、旧七ッ梅酒造を生かす活
動にも力を入れています。
交流が新しい事業を生み、それがまた新しい交流を生んで、活動を活性化させているようです。
★終わりに~訪問を終えて~
このように空き店舗が市内のNPOや地域の交流の場として生まれ変わりました。県では「NPO元気
なまちづくり助成事業」を通じて、NPOとNPOだけでなく、地域の人々も含めた大きな交流の輪が広
がることを期待しています。共に支え合う社会の実現を目指して、県としてもNPO活動を支援していき
たいと考えています。
(平成21年5月取材)
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