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JGK埼玉グリーンプラ

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(特)JGK埼玉グリーンプラ
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★環境にやさしいプラスチック=「グリーンプラスチック」
 「プラスチック」はギリシャ語で「熱や力を加えると簡単に変形し、変形した状態がそのまま残る」と

いう意味の語源から来ています。便利なプラスチック製品は私たちの身の回りで多種多様な形で使われて

います。しかし、その便利さの反面、処理の際に発生するCO2など大気汚染、環境汚染への影響も大き

な問題となっています。
 「グリーンプラスチック」とは、「生分解性プラスチック」と、「バイオマスプラスチック」の総称で

 す。「生分解性プラスチック」は、生物(主にバクテリア)によって分解されるプラスチックのことで、

土中のバクテリアによって水と炭酸ガスに分解される分子構造でできています。使用後は、土に埋めるだ

けで環境を汚すことなく資源として処理できます。「バイオマスプラスチック」は、「生分解性プラスチ

ク」に他の成分を混ぜてできるもので、従来のプラスチックよりCO2の削減に寄与します。このように、

環境にやさしいプラスチック、それが「グリーンプラスチック」です。

★まだまだ普及しない現状を打破したい
 「グリーンプラスチック」の製品は、スーパーの包装袋や電池のカバーなど、一部で使用されています

が、まだまだ少ないのが現状です。それは、コストが高く、品質的にも従来のプラスチックに比べると様

々な点で劣っているからです。
 「JGK埼玉グリーンプラ」では、こうした現状を打破するべく、消費者や企業などに対して、グリー

ンプラスチックへの理解と利用促進を図る広報活動を行っています。

★子どもたちから意識を変えよう
 「JGK埼玉グリーンプラ」では、特に子どもたちに重きを置いた活動を行っています。未来を担う子

どもたちがグリーンプラスチックの意義と大切さを理解すれば、将来、グリーンプラスチックがさらに普

及すると考えるからです。
 昨年度は、チャレンジサポート事業の助成を受け、「埼玉グリーンプラ2007」を開催しました。グ

リーンプラスチック製品の展示のほか、人形劇なども行ったこのイベントには、多くの親子連れが訪れ、

たくさんの子どもたちにグリーンプラスチックについて知ってもらう機会となりました。
 「環境問題を解決するには時間がかかるけれども、一歩一歩意識を変えることからすすめていく事が大

切」との考えに基づき、今後も子どもたちを中心にグリーンプラスチックの普及促進を図る活動を続けて

いくそうです。

★おわりに ~訪問を終えて~
 訪問の最後に、NPOで活動している方々へのメッセージを伺ったところ、「地道なことでも息長くや

ることが大切」とのお答えが帰ってきました。
 目先の損得にとらわれず、将来を見据えて地道に活動することで、地域の方など周囲の人の信頼、賛同

が得られ、それが活動する力となっているそうです。
 こうしたお言葉を始め、この訪問取材が少しでも他のNPOの方々にとって参考になることを願いつつ、

「JGK埼玉グリーンプラ」さんの今後の更なる御活躍をお祈りいたします。

 「JGK埼玉グリーンプラ」について詳しくお知りになりたい方はこちら↓
 http://www.saitama-greenpla.org/
 

(平成20年度取材)