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まちづくりサポートネット元気な入間

“元気な入間”の実現のため、前へ前へ走り続けています
 

 

まちづくりサポートネット元気な入間 会長 木内勝司さん

 
 元気な入間のまちづくりを推進している「まちづくりサポートネット元気な入間」。平成17年から入間市と『パートナーシップ協定』を結び、市民活動センターの受付業務、ホームページ等による情報提供、市民活動団体紹介ガイドブック作成、市民活動団体の交流会や各種セミナー・研修会の開催など、さまざまな事業を展開し、入間市内の市民活動の活性化を積極的に推進しています。
 会長の木内勝司さんは、『みんなと仲良くやっていきたい』をモットーに、市民と行政のつなぎ役として、また、市民同士のつなぎ役として毎日活躍しています。そこで、今回は、温厚なお人柄で、中間支援活動のリーダーとしてとても頼りになる存在の木内さんにお話を伺いました。
 
  
dankai_hito_genkinairuma_1.jpg 木内勝司さんのプロフィール
 昭和22年、埼玉県所沢市生まれ。大学理工学部を中退してフランスへ留学。帰国後、造園の設計事務所に勤務。平成元年に環境計画事務所を設立し、現在に至る。還暦の年に、仕事でかかわった多自然川づくりの論文で工学博士号を取得。
 入間市市政モニター、入間市元気なまちづくり基本条例検討委員を務め、平成17年に入間市のまちづくり推進組織「まちづくりサポートネット元気な入間」の設立に参画。現在、2代目会長として、入間市市民活動センターでの活動など多方面で活躍中。入間市在住。
 
 
青森県の岩木川での経験から、地元入間市のまちづくり参画を決意
 若い頃から、ずっと公園の計画設計を行う仕事が主でしたが、20年程前から環境意識の高まりという時代の流れを反映して、海岸や河川での仕事(多自然川づくりの概念を導入した計画など)の比率が高くなってきました。
 青森県の岩木川で多自然川づくりの仕事をしていたとき、川づくりと地域づくりを考える市民団体に入りました。自分たちの手でまちづくりを進めることはとても楽しかったのですが、私自身は“よそ者”だったので、何だかとてもうらやましく感じ、地元(入間市)でもまちづくりをやってみたいという気持ちを強く抱いたのです。
 
まちづくりの条例策定に関わる
 「まちづくりサポートネット元気な入間」の設立に参画する前は、入間市の市政モニターを経て、入間市元気なまちづくり基本条例検討委員にもなりました。当初、市が条例案を作成し、我々が委員会で意見を述べるものだと思っていたのですが、市からの説明によると、全部市民がつくるとのことでした。「エッ」と思いましたが、委員会のメンバーは皆、勉強や研修を重ねて、どういう枠組みにするのか、という部分から取り組み始めました。当時は必死でしたが、これらの取り組みは、現在の活動に大変役立っています。
 
  市民参加のまちづくりを推進している入間市は、全国市町村の中でも3~5年は進んでいると思います。市内で暮らしていると当たり前のことなのでなかなか実感しないのですが、市外の人から「進んでいる」と言われると、そうなのだと再認識します。
 
まちづくりサポートネット元気な入間の活動
 「まちづくりサポートネット元気な入間」は、市民活動団体の皆さんへの中間支援活動をしています。中間支援活動とは、多くの市民活動団体と行政とのつなぎ役として、各団体へさまざまなサポートを行う活動のことを言います。私たちの中間支援活動の魅力は、“地域が元気にイキイキとなる”のを手伝うことができることです。これを実感できたときはとても嬉しいものです。これからも、一人ひとり、高い能力や技術を持つ人や団体を結びつけ、応援することができたら、もっと元気なまちができると思います。
h21dankai_hito_genkinairuma_4.jpg市民活動団体交流会での情報交換や意見交換の様子
 
 「まちづくりサポートネット元気な入間」は、当団体のホームページのみならず、「入間団塊元気サイト」や「入間市市民活動センター」ホームページも運営しています。これら情報発信の分野は、当団体にとって、とくに大きなセールスポイントと言えます。高い能力を持つスタッフたちのおかげで、いずれも充実したコンテンツとなっています。(このページの下にある各ホームページのタイトルをクリックするとご覧になれます)
 
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         入間市市民活動センター (左から、外観、ロビーと受付窓口、ミーティングコーナー)  
 現在の中間支援活動の最終目標は“元気な入間”の実現ですが、人によって実現の意味合いや度合いは異なります。そのようなことを考えるよりも、毎日とにかく前へ前へ走り続けているという感覚ですね。
 
団塊世代の皆さんへ
 地域活動・市民活動を始めようとするときは、例えば、趣味的なことから始めるなど、楽しんで活動できるものが良いですし、そのほうが長続きもします。構えない方がいいです。
 
 65歳まで働いて、それ以降に市民活動を始めようと考えている人も多いかも知れません。我々を含め、既に活動をしている人は、そのような方々が入りやすい環境を積極的につくっていかなければならないですし、また、活動を始めようとする方々も、自分の居場所を見つける気持ちで関わってみるとうまくいくと思います。

 退職した男性の方にとっては、同世代に働いている人もいますので、もし、家族から「金にならないことはやるな!」とか「遊んでいるのではないか?」と言われたりしてしまうと、やりづらくなってしまうと思います。そのためには、奥さんを活動に巻き込んでしまう(違う分野でも構わない)のも良い方法ではないでしょうか。(取材日 平成20年12月12日)
h21dankai_hito_genkinairuma_3.jpg  市との協働事業 団体の底力アップ講座での一コマ
 

●こちらのホームページもご覧ください●

まちづくりサポートネット元気な入間 ホームページ

入間団塊元気サイト

入間市市民活動センター ホームページ