特定非営利活動法人 子育て家庭支援センター あいくる
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特定非営利活動法人 子育て家庭支援センター あいくる
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◆NPO紹介◆
入間市駅から歩いて10分程、商業施設の立体駐車場1階に常設の豊岡広場があります。ここで『子育て家庭支援センター あいくる』(以下、あいくる)が地域に根差した活動をしています。常設の豊岡広場は乳幼児のおむつ交換台、トイレ、授乳コーナー、絵本、おもちゃ、衛生管理された砂場が設置されており、午前9時から午後3時まで利用できます。また、市内6地区で週1回の出張広場“はぴはぴ”を午前9時半から午後2時半まで開設しています。地域の公民館や神社などと連携をして、親子が気軽に立ち寄れて、子育てに関する情報交換やママ友に出会えるスペースを提供しています。今回は、午前中に出張広場“はぴはぴ”を、午後から常設の豊岡広場を訪問し、代表の宮岡幸江さんにお話を伺いました。
◆インタビュー◆
Q 4月16日(木曜日)の9時半から12時まで、出張広場“はぴはぴ”を積水
ハウス株式会社さんとの期間限定スペシャルコラボで武蔵藤沢駅(西武池袋線)
前のモデルハウスを使用して行いましたが反響はいかがでしたか。
とても好評で、41組、83名の参加です。 数多くの人に参加してもらい、非常に嬉し いです。天気にも恵まれて、外遊びも行う ことができました。埼玉県が実施する旧県 営団地跡地でのコミュニティ単位の子育て に係る共助の仕組みの普及に少しでも力に なりたいと思って、今回のお話に協力するこ とにしました。 |
Q 企業とのコラボレーションについてお考えをお聞かせください。
今回、おもちゃやビニールシート等を企業に ご用意いただき、とてもよい試みができました。 このような企業との連携が進んでいけばいいと 思います。今回は期間限定ということですが、 家庭支援の新しいモデルの一つになればと考え ています。 |
Q 現在の子育てに関する課題は何だとお考えですか。
子育てをしている親に対する理解が不十分だということです。 現在、子供や親を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。 その変化の中で子供を産むことに不安を抱えている若い人、 子育てに不安を持っているママがたくさんいます。安心して子 育てができる街づくりをし、頑張っているママや働いている女 性を支えていけたらいいなと思っています。高齢世代を支える ためには、10年後の街づくりを考え、今の子供を地域で育て、 その子供がこの入間市に住み続けてくれることが必要です。 |
Q 10年後を見据えての街づくりの中で必要になってくる、新たな住民交流につ
いてどのようにお考えですか。
家にこもりがちなママが外に出てもいいなと思ってもらえるような、ママも子供と一緒に楽しめる企画を考えています。地域ボランティアも加わり、様々な年齢の人と交流の中で地域の絆を深め入間市全体の力を上げていきたい。地域全体で子育てをする意識、環境づくりを目指していきたいと考えています。入間市は自然がたくさんあります。この自然の中で、今まで以上に豊かな人間関係をつくっていくことに力を尽くしたいと考えています。
Q 豊岡広場で絵本の読み聞かせを拝見しましたが、本に触れる良さを教えてく
ださい。
子供への学習面について触れられがちで すが、0~2歳までの読み聞かせは少し意味 合いが違います。学習というよりも親子の触れ 合いに注目して、本の読み聞かせをやってい ただきたい。ママの膝の上での絵本の読み聞 かせは、お互いの鼓動を感じながら進みます。 ぬくもりや愛情を感じられ“愛着関係”の形成に 役立ちます。絵本を通して子供との触れ合いを 大切にしてほしいです。本に触れることの楽しさ を感じてほしいと思っています。 |
Q 今後の取り組みについて教えてください。
県や入間市と協力して様々な支援を展開していきたい。そして、“入間市に住み続けたい”と思ってもらえるようなアプローチをしていきたいと考えています。力を入れたいと思っているのは、妊婦への支援です。出産前からママになる準備をしてもらい、安心して出産、子育てができるようにしてあげたい。些細なことでも気兼ねなく相談できる場所に『あいくる』がなれるように、これからも頑張っていきます。